解決と共に生きると、問題は過ぎ去る

皆さんは誤解されたことはありますか? もちろんあるでしょう。何の理由であれ、誰か自分の事を理解しない、あるいは好きではない人物が真実ではないあなたの姿を糊塗して他人に伝えたのです。他の人は、あなたの事を良く知らないため、その耳にしたことが真実だと考えてしまうのです。その結果は、時としてあなたの事を全て噂だけでさばいてしまうのです。彼らのあなたに対する意見は、その話を知る人々の記憶の中に何年も残り続けるのです。

このことは、昔の時代のイエスの身にも降りかかりました。イエスとは何者で、なぜ彼が来たのか、彼が仲間の人々に何をさせているか等々、他の人々が汚れた話を作り上げたため、人々はイエスについて正しく判断できなかったのです。またイエスの頭の中に何があるのかについて、虚偽の話を作り上げられたので、人々は不正確な話の上に立って判断したのです。

より正しいイエスの姿を皆さんと分かち合わせさせてください。大半の牧師先生たちと昔からのクリスチャンたちは、私のイエスについての記述に同意してくれるものと信じています。それはイエスの全てではありえません。それは皆さんの頭の中に、神により遣わされた恵みと真実の素晴らしい人物についてのヘッドラインを与えるものです。私たちはイエスがこのような人だとどうやって知っているのでしょうか? 私は聖書の中でイエスを観察しただけです。

ここからがそのお話です。イエスの伝道活動についての素晴らしい事実とは、人々が一人一人どのような人として創造されたのかを解き放ったことでした。彼は、人々の才能を解き放ったのです。三年半ほどの短い時間の中で、以前は「見向きもされないオモチャ」のようであった弟子たちを、世の中が今まで見たこともないような最も素晴らしい変革のためのエージェントに変えてしまったのです。彼はその弟子たちのリーダーたちと信徒たちを重荷の無い世界に送り出しました。彼らを何年もの間、奴隷にしてきた感情的、肉体的な雑音から彼らを解放したのです。彼は、それをシンプルにし続け、誰もがわかるようにしたのです。イエスは、彼らを不適格なものとすることはなく、しかもイエス自身のこの地上での伝道活動の最後の時においてでもそうでした。

イエスは人々を励まし教えて、恐れ、不適切さ、恥、無価値、そして彼らの過去の犯した罪などの「面と向かいたくないこと」と向き合うようにしたのです。それを行うには特別な人が必要だったのです。そしてイエスはその任務を手にしました。彼は、私たちの中に少しクレージーな部分があることを理解しており、しかし、そのことで私たちを裁きませんでした。彼の弟子たちを考えてみましょう。それは、ちょっとすごい役員連中です。嫌われ、侮辱されていた当時の国税局職員と当時の強面の地獄の天使と言われた人物がその仲間にいたのです。皆さんは取税人マタイと、雷の息子と呼ばれたヨハネとヤコブについて耳にしたことが有るでしょうか? 暴走族のような呼ばれ方です。

イエスは人々を歓迎されているように感じさせました。彼は放蕩息子や傷ついたサマリア人に、「Welcome」と書いたドアマットを広げたのです。いえすは天国へと行き、そのような人々のための場所を準備しているのです。みなさんは、それが何を意味するかご存知ですか?私たちのための場所もあるということなのです。放蕩息子のお話をご記憶でしょうか? そのウェルカムの部分について話しましょう。「まだ家までは遠かったのに、父親は彼を見つけ、かわいそうに思い、走り寄って彼を抱き、口づけした。」(ルカの福音書15:20)これと同じように、私たちがそこに里帰りをする時、彼はとても大喜びしてくれるのです。

過去の罪、現在の退屈、将来の不安から私たちを開放するようにとイエスは神により遣わされたのです。イエスは私たちにエンジン全開になってほしいと願っているのです。彼は何が私たちを生かし幸せにするのかを知っているのです。彼は私たちの中の才能を解放したいと思っているのです。彼は、私たちを過去の亡霊から解放し、将来のチャンスに向けて準備してほしいと願っているのです。

イエスは、キリストを追い求めるものになりたいと願う全ての人にウエルカムと書いたマットを広げているのです。私たちが家に帰りたいと願うなら、イエスは私たちの為に電気をつけたままにするのです。彼がいいまでしてきた全てのこととは、私たちを成功するポジションに立たせようとすることでした。それは、昨日と同じように今日も真実なのです。

イエスは問題に対する解決と共に地に来ました。彼は必要がそこにあることを見出し、それを満たしました。彼は「解決的」に来たのです。彼は神の愛を人々の世界にもたらしたのです。肉体となった神の愛は全てを変えたのです。当時の国税局や雷の息子が成し遂げることができた如何なる事よりも、神の愛は偉大で素晴らしいものだったのです。神の愛は、罪が成し遂げる如何なることよりも強いのです。人々が問題と共に生きることをやめ、解決と共に生き始める時、人々はその問題が去っていくことに気づくのです。

聖書はこのことを次のように述べています。「しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛のゆえに、罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし、──あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです──キリスト・イエスにおいて、ともによみがえらせ、ともに天の所にすわらせてくださいました。それは、あとに来る世々において、このすぐれて豊かな御恵みを、キリスト・イエスにおいて私たちに賜る慈愛によって明らかにお示しになるためでした。」

私も皆さんもこの言葉の中の「明らかにお示しになるため」の対象なのです。彼らにイエスが為したことは、私たちの上にも為されるのです。イエスは私たちの中に幾ばくかのクレージーな部分があったとしても、それでも私たちの為に場所を準備しているのです。皆さんは次の聖句を耳にしたことが有るでしょう。「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ3:16)

イエスは「解決的に」生き、周囲の人々へのその手本となりました。その結果、多くの問題と悪いレッテルは消えてなくなったのです。私たちが悪者として決めつけられたり、誤解されたり、何かについて嘘を言いふらされたりした時についての教訓があります。問題が来た時、それと共に進んではいけないのです。イエスのように、他人によって作り出された問題について悩むことをやめ、他人に対して解決的に生きるのです。

模範となる人生を生き、他人の為に生き、噂を超えて生き、そうすればそれらの噂や問題は過ぎ去って消えるのです。それがイエスの為したことでした。神の助けにより、私たちにもできるのです。

エド・デルフ/Ed Delph September 29, 2019 CCC

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