自分が今まで経験する中で、一人と言うのは最も寂しい人数
- Ed Delph

- Sep 1, 2020
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ある母親が窓の外に目をやると、ブライソンが三匹の子猫と教会ごっこをしているのが見えた。彼は子猫たちを並ばせて、説教をしていた。母親は家の中に振り向いて家事をしはじめた。
しばらくすると、彼女は子猫のミャーミャー鳴く声と、扉をひっかく音を耳にした。彼女が窓から外を見ると、ブライソンが子猫たちに洗礼をしている姿が見えた。彼女は扉を開けて、こう言った。「ブライソン、やめなさい! その子猫たちを溺れさせちゃうわよ!」ブライソンは母親を見つめて、自信たっぷりの声でこう言った。「この子達は、教会に来る前の事を振り返り反省するべきなんだよ。」
いかがでしょう。この話を読んで皆さんは、ブライソンは「タスク」の視点におり、「関係性」は殆どそこにないと思うでしょう。この子猫たちに聞けばわかるのです。ある人は会社で昇進したいと願い、自分が何をしようが、或いはそこに至るために何を破壊したのかさえも気に留めなかったりするのです。ある政治家は選挙に勝つために、真実をすり替えて話し、自分を金儲けをたくらむどこかの利害団体に売り込み、対立候補に対してTVで憎しみを煽る言葉を連呼するのです。
人生とはタスク(任務)と関係性の両方から成り立っています。アダムとイブは「関係性」と「タスク」の原理の素晴らしい見本です。「神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。『生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。』」(創世記1:27-28)
神は男と女を生み、増えるようにと創られました。この両者は神が彼らになしてほしいと願うことを達成するために、対等な地位で別の役割を与えました。ここで神がアダムとイブに為すべきタスクを教える前に、正しい関係性について語っていることに留意してください。神は彼らにどのように「一つとなる」ことを学ぶための仕事を与えたのです。二つが一つとなり、一つが多数となるのです。二人の関係から家族が出来たのです。その家族は地を満たしました。
そして関係性が確立された後、神は任務或いは私が言うところのタスクを彼らに与えたのです。神は彼らに適切に地を支配するように、或いは信託という任務を与えたのです。
何故、神は関係性を最初に確立し、タスクをその次に与えたのでしょうか?それは神の神聖なデザインだからです。それは私たちに与えられた生の素材を手にし、私たちよりも何か偉大なものへと作り変えるパワーを持っているからです。
三つの単語の原理原則があります。合意、一致、豊かさ。私がかねてから言っている「二人又は三人が同意すべき」、或いは私たちは同意してくれる二人の人が必要なのです。それは別の聖書個所からきています。二つの別の集団が合意する時、その結果は一致です。その二つの集団が共に一致して住まうとき、主は祝福を命じるのです。詩編133の通りです。一致は結婚、ビジネス、国、地域社会、家族等々を働かせるためのパワーを生み出していくのです。
この背後にある考えとは何なのでしょうか? 神は全ての人が、それぞれが為すべきとして創造されたことを実行するに足りる程度の恵みを与えているのです。しかしアダムとイブが結婚と呼ばれる契約に入った時、彼らは手にしていた一握りの恵みから、制限のない恵みへと移行したのです。一人は増えることができません。1x1は1なのです。しかし二人が一つになる時、才能、強さ、そしてビジョンの増し加えが起きるのです。一人が弱い部分で、もう一人は強い等々です。神は、自分のための一握りの恵みを持つ一人の人では、実り豊かで、幾倍にも増し加わり、地を埋め尽くし、或いは地を正しく収めることができないことをご存じなのです。それを為すには二人又は三人が同意することが必要なのです。
話をまとめましょう。これが人類創造の順序なのです。二人が一つになり、その一つが多くになり、そしてその多くが働き(タスク)をする。最初に合意、そして一致、そこに豊かさ(増し加えと満ちること)が伴うのです。関係性からタスクができてくるのです。関係性、そしてタスク、は単に結婚の原理ではないのです。それは創造し、そして治める力への本質が垣間見えるものなのです。アメリカのビジネスを見てみましょう。10%のビジネスは共同経営、10%が会社形式、90%が個人経営なのです。しかし、会社形式をとる10%が売り上げと利益の90%を占めるのです。何故でしょうか? 彼らは会社であり、協力し合い、増し加え、一握りの恵み以上のものを持っているのです。彼らは計り知れない恵みを手にしているのです。
人や組織が人生を生き抜く四つの道があります。最初のスタイルは高い関係性と軽いタスク。このスタイルは誰からも好かれますが、ほとんど何も達成しません。それは意義深いものの、変化に対して影響する力をわずかしか持たないのです。そして低い関係性と重いタスク。そのタスクが全てになるのです。真の関係性は、自分たちが何を成し遂げたいのかということが、その途中に立ちはだかります。人々のスキルと貢献度には殆ど価値がない傾向に陥るのです。そして低い関係性と軽いタスクのパターンがあります。このスタイルは全員を裁き、全員から嫌われ、どこにも向かわないのです。このスタイルにはこれ以上言うことはないでしょう。
最後の生きる道は高い関係性と高いタスクです。これこそがイエスを意義ある形で他と差がつくものとしたのです。多くの成功した人や組織はこの真実を取り入れています。彼らは仕事をうまく終え、自身の結婚、チーム、或いは国を違った才能と視点を持つ人々で作り上げ、うまく共に付き合い続けるのです。人間関係の価値を理解するなら、正反対であることに興味を持ち、そして違いに対して折り合いをつけるのです。人生とは違いを祝福することであり、単に違いを許容するだけではないのです。私たちは今日の敵対的な世界でこの尽日を失ってしまったのです。
少し考えてみましょう。聖書の第一日から神はこう言ったのです。「チームワークはドリームワークを作る」皆さんはどうでしょうか? 皆さんはどのスタイルでしょうか? ヒント;もし私たちが質の高い人生と何かの達成を望むなら、私たちの誰ひとりとして、我々全員ほど偉大ではない。
エド・デルフ/Ed Delph August 24, 2020 CCC
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