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歴史家が間違いであると証明する

  • Writer: Ed Delph
    Ed Delph
  • Apr 30, 2022
  • 6 min read

昨今の状況において世の中が回転し始め制御不能に陥っているように見えることは多くの人々が同意することだと思います。世界中で回転はより速くなり、そのエネルギーは増加の一途をたどっているのです。


それはスースシャトルチャレンジャー号の爆発事故を思い起こさせます。爆発の数秒前、NASAはそのシャトルに搭載されている、機体をコース通りに飛ばす姿勢制御エンジンが手荒く頻繁に動いていたと報告しています。そのロケット のエンドンが問題がどんどん大きくなっていることを示していたのです。おそらくは、この時代においても、問題はどんどん大きくなっているのです。


説明させてください。ヘンリー・キッシンジャーは歴史家と政治家の違いを捉えて述べていました。「私は自分は政治家と言うよりも歴史家だと思っています。歴史家として、今まで存在していた全ての文明は最後には滅んでしまったという事をしっかりと考えなければなりません。歴史は失敗した努力の話であり、目を向けられなかった隠れた願望についての話であり、あるいは達成された願望であるものの結果としてそれが望んでいたものとは違っていたことの話なのです。ですから、歴史家として、悲劇が起こることは必然だと言う感覚でいなければならないと思っています。そして政治家として、問題は解決できるという過程を持って行動していなければならないのです。

キッシンジャーは的を得ていました。政治家としての立場に固執することは、歴史が歴史家を支持し始めた時には困難になるのです。ですから多くの国は正しく歴史を刻み始め、ついには悪い形で終えるのです。。その国を強くした建設的な価値観が、最後にはその国を弱体化させる破滅的な価値観へと変わって行くようなものかと思います。勝者として生まれながらも敗者としての条件下に置かれるのです。


私が建設的な価値観というのは、以下の意味です。国は形と働きという二つのものを持っています。価値観は国が働きするのに基本として必要です。価値観が国の振る舞いを決めるのです。形は変わりえるのですが、働きと価値は同じであり続けるのです。


人間の体の例えを用いて説明させてください。価値観は心臓、肺そして体の生存働きや体の部位のようなもです。形は体の上の衣服のようなものです。ファッションは時と共に変わりますが、人を包むというその働きは変わらないのです。しかし人の体から肺を引き出そうとすると進化は退化になっていきます。命が維持できなくなるのです。なぜ? 人の本来の構造と働きを進化の名のもとに変えようとしたからです。


私はポジティブであることが好きですが、ポジティブであることは効率的で効果的な国を創造する価値観と正しい働きの上に成り立つものです。「家」から偉大な国々が遠ざかるに従い、彼らは迷子になっていくのです。Sydney Harrisはこう言っています。「人々は過去は死んだと好んで言うが、死んだのは未来のほうである。過去から学んだことを当てはめてこそ、つまりネガティブなものとポジティブなものの過去の教訓を現在に持ってきて学んでこそ、未来が生きるのである。」言い換えるなら、他の文明の過ちから学べということなのです。二匹目のネズミがチーズを手にするのです。

残念ながら、歴史は国や文明というものが歴史から学ばないことを示しています。歴史は国が春、夏、秋、冬を持つことを示しているのです。


偉大な文明の始まりから終わりまでのサイクルを歴史の視点から示したものがあります。1.束縛から精神的信念へ 2.精神的信念から大きな勇気へ 3.勇気から解放へ 4.解放から豊かさへ 5.豊かさから自分勝手へ 6.自分勝手から自己満足へ 7.自己満足から無関心へ 8.無関心から依存へ 9.依存から束縛へ戻る。 これは退化と呼ばれるのです。


エドワード・ギブソンはDecline and Fall of the Roman Empireという著書を1788に執筆しました。彼はローマ帝国が衰え、滅亡した五つの理由を述べています。その理由とは、1.人間社会の基本となる、原点の高潔さと尊厳の弱体化 2.人気取りの為の無料配布やパフォーマンスのために公共のお金を浪費し税金を上げていった 3.狂った様に快楽に溺れ、その快楽は年を追ってより刺激的になり、狂気に満ち、不道徳になっていった。4.的に備え強大な軍隊を備えたものの、真の敵、すなわち個人の責任の腐敗が内部にあった。5.宗教の腐敗、信仰が何かの偶像へと次第に変わり、それと共に信仰が人生に触れる事や人々を導く事が失われていった。


マハトラ・ガンジーは、The Seven Blunders of the World that Lead to Violenceを執筆した時、国の劣化についてまとめています。1.働かずして得る富 2.考えない楽しみ 3.品格のない知識 4.モラルのない商業 5.人間性のない科学 6.犠牲のない賛美 7.原理原則のない政治 これら実に愚かな価値観が精神的、言葉、肉体の暴力に至らしめ、ついにはカオスに至るのだとしています。身に覚えはありませんか? アメリカ?


政府が自分を助けてくれると思っている人は要注意です。「政府とは問題を解決する事の芸術である。政治とは権力を集める事の芸術である。時として両者は一致するが、それは稀である。」(ビル・モイヤーズ)多くの場合、政治とは自分勝手な関心事をあたかも国の関心事のように作り変える芸術でしかありません。言い換えるなら、原理原則のない政治とは、目的のためには手段を問わない政治になっていくのです。

ビリー・グラハムはこう言っています。「人間が考えた政府や国で永遠に栄えるものなどない事を歴史は教えている。」今のアメリカで起きている事とは、過去の偉大な国々の様に国が神を忘れた時に起きている事です。今、神はゆっくりとある人々が欲しいもの、すなわち人のもとで分断されたアメリカになることを許そうとしているのです。神は辛抱強く我々アメリカ人にこう言っているのです。「見よ、さあ取れ。これが私を消し去った国の姿だ。あなた方はオフィスで仕える人のものとなる。そしてそれによって、自分が本当はどの様なものかを知るのだ。あなた方には本当にこれが欲しいものなのか?」自分が信じるものに気を付けてください。塩と砂糖は一見してよく似ているのです。


神がすべての文明と国々に問いかけている二つの問いは「一緒に来るのか? それなら誰が栄光を手にするのか?」もし男や女が栄光を手にするなら、我々の国の元々の志と働きは変わってしまったのです。「In humans, we trust」は問題をより悪化させるのです。


注意深く聞いてください。ヤングアダルトたち。この国の直近と長い将来の両方は自分たちがこれから成すことで決められていくのです。どうか決して完璧でないにしても、この国を偉大にした理想、価値、働きへと戻ってください。もし神とアメリカの元々の働きを忘れるなら、歴史学者たちは再び正しいことになるのです。ですからヤングアダルトたち、政治家になってください。おそらくは、私たちの問題は、私たちが国の働きと基礎に立ち返り、その基礎の上に建て上げた時に解決されるのです。


ここに私の挑戦があります。歴史家が間違いだと証明する人になること。

エド・デルフ/Ed Delph/May 2, 2022/CCC


Ed Delph/NATIONStrategy

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