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森の中からタイガーを連れ出す

  • Writer: Ed Delph
    Ed Delph
  • Apr 29, 2019
  • 6 min read

数週間前、2019マスターズ ゴルフ トーナメントにおいてタイガーウッズとゴルフというスポーツが話題となりました。タイガーは復活したのです。タイガーはマスターズで勝ったのです。未熟なタイガーから、成熟したタイガーへ、自分勝手なタイガーから賢いタイガーへ、脅かすだけのタイガーから競争力あり効率的なタイガーへ、変化が成し遂げられたのです。残忍で自己中心的なタイガーが「バランスが取れた」タイガーへと変わったのです。

初期のタイガーは相手への威嚇と完璧さを隠れ蓑にしており、ついにはその代償を支払わざるを得なくなっていました。自分が何者なのか(アイデンティティ)が、自分が何をするか(目的)になってしまった時、問題が起きるものなのです。

ウォールストリートジャーナルに寄稿しているWilliam Galstonが最近、こう書いています。「キャリアの頂点において、ウッズ氏は偉大なゴルファだった。しかし、彼は人として良い人間ではなかった。」そして遂にはタイガーの魂においての目に見えない問題が、彼の体の外側に目に見える形で出てきたのです。彼のモラルの低さと精神的な備えの弱さが、彼の肉体の能力に表れてしまったのです。タイガーは私たち全員に、あのような信用できない富は、決して自分を建て上げるものではないことを示したのです。

タイガーは、持病の背中のケガで様々な痛みの治療をしていた2017年には最低のスコアを記録しました。それはあたかも「s」がとれてTiger Woodとなってしまい、彼の貯え(woods)が森の中(woods)に永久に消えてしまったようなものでした。批評家と多くのゴルファーたちはこう叫びました。「彼がここから復活する道などありえない。」そして不可能と思えることが起きたのです。彼はマスターズで優勝し、16番目のタイトル獲得を成し遂げたのです。

では、私たちが人生のどん底に落ちたとき、再び復活するにはどうしたらよいのでしょうか?

以下が私の推察です。勝者は勝ちだけを見つめます。敗者は勝者を見つめます。過去に対する傲慢さと当時は圧倒していた恫喝的な態度の故に、彼は若き日のライバルたちよりもドライバーでボールを遠くに飛ばそうとして何年間も無駄な時間を過ごしました。彼は自分の半分ほどの年齢のプレイヤーたちに対して、再び力で圧倒することだけを考えてしまっていたのです。その戦略は彼の痛めた背中と膝を悪化させていただけなのです。そして若い連中はその点ではほぼ毎回、彼に勝っていたのです。彼は相手を力で威圧することから、トーナメントで勝つことを考えるようにその思考を変えたのです。

人生というゲームにおいて、敗者も勝者もありません。ただあるのは勝者と学ぶ者だけです。敗者は、その間違いと見当違いから学ぶことで学ぶ者になることができるのです。それを彼が実践した時、敗者から学ぶ者へと変わり、そして勝者になったのです。プレイヤー、チーム、プロフェッショナル、組織など、学ぶ者とはある時点で最大の可能性を引き出すことに成功するのです。多くの場合、自分が基礎っいる相手とは、自分自身なのです。自分が良くなれば、全てが良くなるのです。それがタイガーに起きたことなのです。

聖書は「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。」と教えています。私たちは時を変えることはできません。しかし時に適応することはできるのです。生きることは成長であり、成長とは変化することなのです。彼の力で威圧する季節は過ぎ去ったのです。彼はそしてどうしたのでしょうか? タイガーは戦略を変えたのです。彼は学んだのです。彼は変わったのです。彼は適応したのです。彼は、自分の今の人生の季節において最大の効率を発揮する術を学んだのです。彼は正確さについて何時間も練習しました。彼はその経験、知恵、知識を勝利の方程式の中に活用したのです。彼はそのコースについて何年もプレイしてきました。彼には利があったのです。今、彼はその利を手にしており用いることができるようになったのです。

マスターズゴルフトーナメントで起きた事をご存知ですか? 良く知られた悪名高い12番ホールで、パー3つでトーナメントをリードしていたプレイヤーが、近いスコアを出していたその他のプレイヤー達と共にピンを打ってしまいボールがレイ・クリークへと消え、勝機をいっしてしまいました。タイガーはホールの安全側にボールを打ち、パーを取りました。その戦略がトーナメントの結果を大きく変えたのです。知恵と正確さがトーナメントを制したのであり、力だけではなかったのです。

ここにおいては私たち皆が学ぶべきことが有ります。ミスをするのは人間です。それを認めることができるのが素晴らしい人なのです。変えることは神聖な行いです。時として、再びより良きものとしてつなぎ合わさることができるように、良きことは落ちて粉々に砕けることがあるのです。タイガーの良く知られている末路は、隠れたところで新しい始まりになっていました。タイガーの場合、このマスターズ・トーナメントは、恐らくは最後には彼の最も有名な勝利の伝説の一つになると思います。それはモラル、メンタル、肉体の各面において勝利の頂点からどん底へ、そして再び頂点に上り詰めるための長い曲がりくねった道であったのです。彼は復活した男なのです。そして、今、私たちは彼が果たしてこのままそこに留まることができる男かどうかを見ることができるのです。

私たちは自分の地における役割をどのように終えることができるか、どうやって知ることができるのでしょうか? 自分が生きているかどうかということではないのです。先ほどの正しくフィニッシュし復活した男のようになるのです。皆さんがどこから来たのかではなく、例え皆さんが人生のどのステージに立っていようが、それを果たすべく自分がどこに向かって行くかなのです。そして覚えてください。自分が為すべきことを達成する人とは、例え誰であろうとも一度は破綻するものなのです。バランスの取れた人生こそが私たちの探しているものであり、キャリアだけでは決まらないのです。

タイガーは変わりました。彼はゴルフとはすばらしい手下であるが、最悪の主人であることを学んだのです。今、彼は試合の相手と試合を楽しんでいるように見えます。彼は以前よりリラックスしています。彼は自分を袋から出してさらけ出しているのです。勝利の後、彼は自分の母親、二人の子ども達とハグしましたが、それは単なるパフォーマンスではなかったのです。

皆さんは人生のある場所において、自分が為すことの主人でありながらも、しかし良い人間ではない部分がありますか? タイガーはその人生の中の巨人をその戦い方(the way of fought)で倒したのではなく、考え方(the way of thought)で倒したのです。思い出してください。巨人たちは私たちの人生を破壊するために送り込まれているのではないのです。巨人たちは私たちの人生をより良くするために、人生の中に入り込むことを許されているのです。

タイガーはこのことから人生を学びました。皆さんにもできるのです。ヒント; 他人と自分の失敗から学び、二匹目のネズミがチーズを手にするということを知りましょう。敗者はネズミ捕りの中に捕らわれているものなのです。学ぶものとはチーズを楽しむものなのです。そして、私たちがより一層学ぶなら、二度目、三度目と挽回のチャンスを手にできるように神は世をお創りになられたことは素晴らしいことではないでしょうか?

Ed Delph April 29, 2019 CCC

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