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新しく登場してくるリーダーたちとセカンドチャンス

  • Writer: Ed Delph
    Ed Delph
  • Oct 16, 2021
  • 6 min read

以下に何年か前に実際に起きた人生の出来事の逸話があります。ある大きな会社の経営者の首席秘書官が、高額な損失を生む間違いをしました。それは会社に500万円の損害となりました。彼女はびっくりして、退職願を手に持って経営者のところに行き、こう説明しました。「私は何とも馬鹿なことに気づきました。それは会社に500万円ほどの損害を与えました。ここに辞表をお出しします。」


「気でも狂ったのかね」彼は怒鳴った。「私は君を毎週、教えて指導してきた。そして君は大きな間違いを犯した。私は500万円を君に教育の為に投資したが、退職するとは? 奥様、そんなことをしちゃいけないよ。退職するべきではない。君に投資した分を失うのは私にとって大きな損失だ。」そして彼女は会社に残ることとなり、秀でた首席秘書官となり個人的な助言者になった。これはこの経営者が支払った中で最も安い500万円だと言えるでしょう。


私はこの女性の反応が好きです。彼女は教えられるようになることを選んだのであり、心を固く閉ざしませんでした。彼女は自分のしたことに対して責任を取りました。彼女は問題を通して成長し、二度と繰り返しませんでした。彼女はへりくだり、聖書があちこちで述べているとおりに高められたのです。彼女の謙虚さと責任を喜んで取ろうとする姿勢が彼女を頂点に押し上げたのです。彼女は最悪を覚悟しましたが、最善を手に入れました。何故でしょうか? 彼女は正直であり、傲慢さを持たなかったからです。


しかしこのことが成り立つには、両者の歩み寄りが必要です。このお話の経営者に目を留めましょう。彼は責めたり、見下したり、非難したりしませんでした。その経営者は、人は時としてよろめき、間違いを犯し、時として大きな間違いをするものなのです。完璧な人はおらず、完璧なビジネスも存在しないことを知っていたのです。全ての人は成長し、学ぶ過程にあるのです。その教える立場にある人が、首席秘書官に学ぶ余地を与え、それが首席秘書官を成長させました。それを実行する真のリーダーシップを示す、大きなリーダーの姿が必要なのです。


その経営者は彼女の間違いの責任も負いました。彼は責任と共に益があることを知っていたのです。その結果として、その首席秘書官の新しい人生の段階を決める瞬間を見守ることが出来たのです。彼は秘書官がこの件から成長でき、単にこの件をやり過ごすことではないことを知っていたのです。私は全ての教える側と教えられる側がこのような関係でいることを望みます。チームワークはドリームワークを生み出すのです。


イエスは同様に彼の下の12人の弟子に責任を持っていました。ペテロが主を否定した時、イエスは彼の信仰が消えてなくならないようにと祈り、ペテロが兵士の耳を愚かにも切ってしまった時には、イエスはその兵士の耳を癒しました。イエスは、良くわかるようにペテロにこう言ったのです。「ペテロ、私はあなたの間違いを贖います。なぜなら、あなたはこれから学んで成長するからです。」この事以来、ペテロは成長し、世界を変えました。


私はある間違いは致命的だと思いますが、実は大半はそうではないのです。私は先ほどの秘書官が何度も同じ間違いをしていたら、経営者は他の対応を取る必要があったと思います。しかし、私たちは、もう少しだけその経営者のようにふるまうことはできないでしょうか? 赦しは将来の可能性を生み出すのです。偉大なリーダーとは、ほかの偉大なリーダーや従業員を育てるのにはコストがかかることを知っているのです。イエスはこの素晴らしい見本なのです。彼の憐れみ深い心は、人々の上に働いているのです。投資は高いものでしたが、そのリターンは投資よりも高かったのです。


これから向上しようとするリーダーたち、少しばかりのアドバイスを共有させてください。第一に、教えられることを排除するのではなく、受け入れやすいようになってください。第二に、素晴らしいことを目指すのであり、完璧を目指さないでください。自分の内側の成長は、外側の成長に油を注ぐのです。最後に、何もせずにただ成功だけを望んでいる人々よりも、絶え間なく何かに挑戦し失敗している人々の方が良いものなのです。


これから向上しようとするリーダーたち、自分が皆を幸せにしたいと思いながらも、建設的な批判に対して後ろ向きなら、リーダーにならないでください。アイスクリーム売りになってください。完璧なリーダーたちとは、皆さんが良く知らない人々なのです。この人たちは、実は自分たちが今通っているのと同じラーニングカーブを通り抜けたのです。そして覚えてください。ファーストクラスレベルの思考を引きずり下ろすようなものは世の中になく、第四クラスレベルの思考を高めるものも世の中にはないのです。何かで失敗したなら、このことを思い出してください。誰も過去に戻り、全く新しい始まりを行えない一方で、誰もが今から始め、今から全く新しい始まりを創ることはできるのです。私たちの過去は私たちを磨くのであり、決めつけるものではないのです。


リーダーの立場にある、或いは人を育てる立場にある人たち、「リーダーシップランド」にいる聖なるリーダーたちからのアドバイスを共有させてください。第一に、行いを非難するのであり人を非難しないことです。正しく取り扱うなら多くの人々に対して、失敗は教師であり、足を引っ張るものではないのです。第二に、自分が他人を変えようとする前に、自分を変えることがどれだけ大変かを考えてください。


リーダーたち、リーダーとは最も高い木に登り、状況を見回し、「進むジャングルを間違えている」と叫ぶのです。時として自分の言うべきことを言わないといけないのですが、それは自分がそれを言う権利が与えられていることを意味するものではないのです。Tom Landryコーチはスーパーボールでどう勝つかについて書き記しています。「私の仕事は、皆がいつも達成したいと願っていることを成し遂げるために、男たちが自分でしたいと思わないことをやらせることだ。」


ここにL.E.A.D. E.R.の頭文字をとった言葉があります。リーダーシップについて考える一つのヒントになると思います。L;Loveは自分がすること、E;Excel自分ができない領域で勝ること、A;Actにおいて健全なこと、D;Demostrate責任ある行動を示すこと、E;Empower他人を力づけること、R;Respondへりくだって対応すること。


勝ち組とか負け組などというものはないのです。神の世界においてあるのは、勝者と学んだものだけです。


Ed Delph November 1, 2021, CCC


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