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同じ出来事、違う視点

  • Writer: Ed Delph
    Ed Delph
  • Feb 5, 2022
  • 5 min read

皆さんは二人の人が同じ出来事を見ていながら、全く違ったように見ていることに気づいたことがありますか? このことを同じ出来事に対する夫と妻の日記で描かせてください。


妻の日記。「今夜、私の夫は上の空だったと思った。私たちは良いレストランで落ち合って、ディナーの計画を立ててた。私は一日中、友達とショッピングをしていて、約束の時間に少し遅れたので彼は怒っているかなと思たけど、何も言わなかった。会話は続かなかった。だから私はどこか静かなところでお話ししましょうと言った。


私は彼にどうしたのと聞いたけど、何も言わなかった。私は何か私が悪いことしたから、怒ってるのと聞いた。彼は怒っていないよ、君とは関係ないことさ、心配しなくていいよといった。家路に帰る途中、私は彼に愛してるからねといった。彼は少しだけ微笑み、運転を続けた。私は彼の行動が理解できなかった。私には彼がどうして「僕も愛しているよ」と言わなかったか理解できない。


家に着いた時、私は完全に彼を失ったと感じた。彼は静かに座り、テレビを見ていた。ついに、私たちの周りを静けさが包んだので、私はベッドに入った。15分後、これもベッドに来た。しかし私は彼が依然として上の空で、気持ちはどこか別のところに行っていると感じた。彼は眠りに落ちた。私は泣いた。私はどうして良いかわからない。私の人生は災難だわ。」


夫の日記。「あと、二フィートのパット!ホッケーのスティック二つ分のフィートのパットを失敗するやつがいるか! 今週のフェニックスオープンゴルフトーナメントの話しならわかる。プロゴルファーの妻がこれに耐えられるか?」


私が何年か前に参加したカンファレンスでCarl Georgeが語ったお話があります。それは急いで気が散っているとき、あるいは感情丸出しの状態の時、それを超えて現実的で、説明がつき、永続的な解決へと導くものです。時として、理屈抜きに感情や結論に飛び込むことは、がけから飛び降りるようなものです。結果は自分に降りかかり、他人は素知らぬ顔をするのです。


「すさまじい地震に襲われた国に行ったとしましょう。そこでは45000人ほどがケガをしたか死んだとしましょう。それぞれ医師が主導する二つの医療チームが、被災地の真ん中にヘリコプタで降り立ちました。


外科医は最初のグループとともにヘリコプタから降り立ち、目にしたすべての惨状に愕然とした。そこでは、10歩ほど離れたところでぐちゃぐちゃになった生存者ががれきの下から掘り出されていた。憐みの気持ちに突き動かされて、その医者は駆け寄り、この犠牲者を助けるために必要な持ち物や道具を数えはじめた。彼はこの一人の人を救うために、スタッフの半分と持っていた道具の半分を使った。


何十人もの生存者が、助けがいることに気づき、外科医に別のけが人を連れてきた。その犠牲者はもっと状態が悪かった。外科医は残りのスタッフと、残りの医療機器をその人のために使った。


さて、その外科医はヘリコプタが着陸した時よりもさらに深刻なジレンマに直面した。彼は更に44998人の人を治療したかったが、最初の二人の人のためにすべての医療機器とスタッフを使い切ってしまった。彼ができることは、自分がもっと働くことだと心に決めた。彼と彼のスタッフはもっと一生懸命に働いた。彼らは一日20時間働き、一週間休まず働き、可能な限りの人を治療した。


残念ながら、この良い志を持った医療チームは数週間後に帰った。彼が助けたいと思っても、彼の体はそのペースで働くことができなかった。彼は倒れかけても立ち上がったものの、その被災地に蔓延した病に侵された。彼と彼の疲れ切ったチームは後退のチームが来るまでには、完全にマヒしてしまった。


一方、もう一つの医療チームはどうしたと思いますか? 彼らの最初の一瞬での感触は、ほとんど同じだった。彼らは深く衝撃を受け、大量の死者とあちこちに広がる苦痛の声に憐みを禁じえなかった。


このチームのリーダーの医者は、自分のチームでは不足だと結論を出した。そして、目に見えた最初の犠牲者を救い出し治療をする代わりに、この医者は別の計画を立てた。彼女は、持っている動員可能な人たちを用いて、最小限度の時間で最大の人数に対応できる計画を計算した。


その医者は自分のチームにこう言った。「ある人をライフサポートエンジニアとして訓練しましょう。一つのグループは安全な飲み水を確保します。もう一つのチームは避難所と食べ物の対応をしましょう。そしてもう一つのグループは、町の下水システムを補修し廃物の処理と公衆衛生の対応をして、通りの糞便の問題を解消し、それが地下水を汚染したり、家庭の中を汚染したりしないようにするのです。


この対応と予防措置は被災地全体に広がり、感染の広がりを抑制し、大きな影響を与える医療救助となっていった。このチームは現実を見たのですが、状況を修復したのです。


どちらの医療チームがよりケアをしたのでしょうか? 両方のチームは同じ程度に愛と憐みを持っていました。しかしながら、彼らは自分たちの懸念をどうやって示すかにおいて違っていました。多くの人々の最初の反応は、即座のアクションと即座の必要に殺到するのです。」


この描き出した話で私に最も響いたのは、第二の医者が行ったのと同じようなことをイエスがしたということです。彼は聖霊に導かれ、肉の衝動や、急いで何かをしたいという自分勝手な思いに導かれたのではありませんでした。彼のリーダーシップは、長い期間で高いレベルでのケアと人生への道を切り開いた12人の弟子たちに影響を与えました。イエスは世界全体を救うために送り込まれました。彼はそれを違った形で行い、より効果的に行ったのです。



私たちがパニックアタックか、プランアタックかのいずれを選ぶかについて、今日学ぶべきことはこうです。「起きていることをコントロールできないときは、その起きていることに対する自分の反応をコントロールするのだ。それが真の力の源となる。」(Karen Salmansohn) 言い換えるなら、問題とそれに対する思い込みが来たなら、それについて行ってはいけないということなのです。

エド・デルフ/Ed Delph February 7, 2022, CCC

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