合意、一致、豊かさを見出す
- Ed Delph

- Jan 8, 2022
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ある母親が窓の外に目をやると、ブライソンが三匹の子猫と教会ごっこをしているのが見えた。彼は子猫たちを並ばせて、説教をしていた。母親は家の中に振り向いて家事をしはじめた。
しばらくすると、彼女は子猫のミャーミャー鳴く声と、扉をひっかく音を耳にした。彼女が窓から外を見ると、ブライソンが子猫たちに洗礼をしている姿が見えた。彼女は扉を開けて、こう言った。「ブライソン、やめなさい! その子猫たちを溺れさせちゃうわよ!」ブライソンは母親を見つめて、自信たっぷりの声でこう言った。「この子達は、教会に来る前の事を振り返り反省するべきなんだよ。」
いかがでしょう。この話を読んで皆さんは、ブライソンは「タスク」の視点におり、「関係性」は殆どそこにないと思うでしょう。ブライソンは関係性を犠牲にしてタスクを達成したのです。
今日の文化では、このようなことをよく見かけます。ある人は会社で昇進したいが故に、そこに至るにしなければならないことを気にもかけないのです。どんなことをしても議論に勝ちたいと願う某メディアは「勝てば官軍」式の考え方をするのです。彼らは反対意見のある人々を、自身の思いに従って引き裂いていき、その上に自身を建て上げていくのです。ここに述べた両方の見本は、壊れた人間関係の大虐殺の痕跡と、捻じ曲げられた真実をその通った道端に積み上げていくのです。忘れないでください。全ての戦争の最初の犠牲者は真実なのです。
劇的な話の連続ではないような質の高い人生を生きていくには、人間関係とタスクについて目を留めていく必要があります。聖書に出てくる最初のカップルは、人間関係とタスクのバランスの素晴らしい見本です。「神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。」(創世記1:27-28)
神は私たち人間を実りある、増えるものとしました。男と女が最初に学んだのは「正しい関係」のパワーとそこに約束されているものでした。神は二人に共に「一つの肉」となる任務を与えたのです。二人が一つになり、その一人が多くになる。その彼らの関係から家族と地域社会が生まれるのです。
そして人間関係の次に、神は使命、或いは私が言うタスクを与えます。神は彼らに血を責任もって支配するように任じます。神は彼らがその関係を築いた後で、信頼してタスクを与えたのです。気づいてください。二人が一つになり、その一人が多くになり、その多くが仕事をし、それが、神が彼らに与えたタスクを完遂することなのです。気づいてください。関係が先にあり、タスクが次なのです。
ここにパワフルな原理があります。それは、「合意、一致、増し加え」。おわかりでしょう、それは違った賜物を持つ両者が合意することを必要とするのです。もし二人がそのタスクに合意するなら、彼らの関係は合意から一致へと変わっていくのです。その一致は目的のためなのです。一致した集団がタスクを完成させるために一緒に働いた時、それは豊かさ、或いは「実りあり増える」ことになっていくのです。成功している企業の大半は「合意、一致、増し加え」の原則を模範行動としています。それは二人または三人の合意が必要なのです。この例は「高い関係性/高いタスク」と呼ばれるのです。
関係性とタスクにおいては四つの生き方があります。
第一の見本は、高い関係性/低いタスクの性向の組織または人です。彼らは人や何かを愛し大切にしますが、ほとんど何も達成しません。素晴らしい志を持ちながら、何も世の中を変えないのです。彼らは自分の領域の考えで生きているのです。これは素晴らしいことなのですが、大半はより多くのアイディアを生み出せば出すほど、更に実現のチャンスを小さくしていくだけなのです。鼓舞するには汗をかくことが必要なのです。管理されない語ジョンはイライラに至るだけです。部分的には正しいのですが、それが彼らとそのアイディアを埋没させていくのです。
第二の例は低い関係性/高いタスクのパターンです。彼らの世界では、タスクがすべてです。このタイプの人や組織においては人間関係の優先順位は低いのです。時として、これは功利主義に至ります。功利主義は、人々との間で自身のニーズに照らして「私のためか我々のため」に機能する限りにおいて関わります。ヒント:他人が自身に何をしてくれるかだけに依存して、自分の人間関係を築かないようにしましょう。
第三の例は低い関係性/低いタスクのスタイルです。このグループは周囲を嫌い或いは裁き、どこにも行かないのです。一般的に、彼らは自分の作った批評の倉庫のなかで、考えがしみついてしまった偉大な人々なのです。この時代は自身の人生の中身が必要なのですが、彼らの存在だけがその証拠になってしまうことは悲しいことなのです。
最後の生き方は、高い関係性と高いタスクの性向です。これはイエスの生き方でした。そして多くの成功した人々や組織はこのイエスの生き方と関係性を取り入れているのです。高い関係性と高いタスクを持つ人々は仕事を良く完遂し、結婚、家族、ビジネス、チーム或いは国を、時として違う視点や考え方の人共に築きあげるのです。そして彼らはそのまま関係を維持していくのです。そして関係性を第一、タスクを第二とするコアバリューを彼らが理解するなら、反対する人々は引き付けられるのです。神は人生をこのようにデザインしたのです。
今日の世界では、多くの自己中心で、目立ちたがりに駆られた人々、ビジネス、そしてリーダーたちが、違った視点を持つ他の人々との正しい関係を築こうとする意志を失ってしまっています。しかし、基準に従うことは一致の代わりにはならないのです。信じてください。誰も自分の思い通りには常に行かないのです。不遜とは、自身のことを考えすぎるのではなく、他人をほとんど考えないことでもあるのです。
結婚、パートナーシップ、ビジネス、町、国が神のパターンに従ったことを創造しましょう。世の中は、もっと良い場所になるでしょう。ちょっと考えてみてください。天地創造の最初から神はこう言っているのです。チームワークがドリームワークを生み出す。
エド・デルフ/Ed Delph January 10, 2022. CCC
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