内側の宇宙と外側の空間を探る

ある大学教授が教壇に立ち、自分の前の机の上にいくつかのものを置いた。授業が始まると、彼は空っぽの大きなマヨネーズの入れ物を出して、その中に直径5センチほどの小石を詰め始めた。そして生徒たちに、この入れ物はいっぱいか？と尋ねた。生徒たちは全員、そうだと言った。

その教授は次に小石の入った箱を手にして、その入れ物に入れた。軽く揺すると、その小石は先ほどの入れ物の中にすでに入っていた石の隙間に入っていった。彼は再び生徒たちにこの入れ物は、もういっぱいかと訪ねた。生徒たちはそうだと同意した。そしてその教授は砂の入った箱を手にして、先ほどの入れ物に入れ始めた。もちろん、砂はその隙間に流れ込んでいった。教授はもう一度、その入れ物はいっぱいかと聞いた。生徒たちは疑いもなく、そうだと答えた。

「さて」教授は言った。「この入れ物が皆さんの人生だと思ってみてください。最初に入れた大きめの石は大切なものです。皆さんの家族、配偶者、健康、そして子供たち。他の全てが失われたとしても、それさえ残っていれば、皆さんの人生は依然として満たされているのです。小石はその他の大切なものです例えば皆さんの仕事、家、車、砂はその他の全てです。小さなことです。もし、みなさんが砂を先に入れたら、小石や大きめの石が入る余地はなくなるのです。皆さんの人生も同じなのです。

もし皆さんが小さなことに全ての時間とエネルギーを費やしたら、もはや自分にとって大切なことを受け入れる余地は無くなってしまうのです。自分の幸せにとって最も重要なものに対して良く注意しましょう。子どもに関心を持つのです。配偶者をダンスに連れ出すのです。仕事に行く、家を綺麗にする、夕食会をする、ゴミ箱を直す時間などはいくらでもあるのです。

大きめの石、本当に価値ある大切なものを一番に大切にしましょう。自分の優先順位をつけるのです。残りは砂でしか無いのです。」

このことを考えてください。たった一つの大きな出来事、たった一つの診断結果、たった一つの重大な過ち、自分が愛していたひとりの人の死が自分の人生で何が大切であったかを発見させるのです。小さなものに自分のエネルギーや持っているものをつぎ込まないようにしましょう。このお話の氏名不詳の著書はこう書いています。「愚かな人たちとの小さな戦いを避けよ。あなたの人生はそれよりも大きいのだ。」

Melchor Kimはこう言っています。「事実、人生で最も大切なこととして知られている、人生で最も大切なこととは、ものごとに優先順位をつけることだ。成熟とは、私たちが大きなことを語るようになった時ではない。私たちが小さなことの重要性を理解した時のことだ。」Suman Raiはこう言っています。「私たちが世の中に全ての必要な時間があるわけではないと理解し始めた時、私たちは優先順位を最も明確に理解する。」

最近、私の友人Dick Knightsと私は魚釣りをしていました。彼は私の優先順位を良く見つめなおして、意見を述べました。彼は、昨今のコロナウィルスにより、人々は自身の健康について脅迫的な観念にとらわれてしまっているのが明確になりながら、誰一人として精神的な健全性には何の懸念もしていないことを懸念していました。人々は自身の肉体的な健康のためには何でもするが、自分の精神的な健康には二の次で何もしないのです。私たち人間は霊的動物であり、魂を持ち、肉体の中に生きているのです。私たちの体は死に絶えるでしょうが、私たちの霊魂は永遠に生きるのです。私の今日のアドバイスは、この地の上のものによっていっぱいになり、天の上のものを追い出すことがないようにしましょうということです。

多くの形において、イエスの人生の全体は優先順位をつけて、それを守ったことでした。彼が言い訳でいっぱいの人に「死人に死人を葬らせなさい」と言った時、イエスは私たちの注意を最も引き付けるような危急の時にあってさえも、人生で最も重要な問題から離れてはいけないという知恵を語っていたのです。(マタイ8:22) 言い換えるなら、私たち自身の優先順位をまっすぐにするなら、全ては正しいところに落ち着くのです。自分の時間、エネルギー、費やせるものを真に問題となる問題に注ぐのです。失敗を恐れてはいけないのです。さもなくば、恐れは問題とならないような些細な事をその後に連れてくるのです。それは、岩を入れるべきところに入れてしまう砂なのです。

社会として、私たちは自分の内側の場所ではなく、外側の場所を大切にしています。しかし私たちの内なる人生は岩の問題なのです。聖書によれば、私たちの霊的な人生は自分が永遠の人生を過ごそうとする場所に依存しているのです。私たち人間は常に最善のものが頭の中にあるわけではないのです。それを変えましょう。私たちの外側の空間と同じように私たちの内側の空間も大切なものにしましょう。

以下に霊的、そして肉体的な健全性についての知恵があります。「愛する者よ。あなたが、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、また健康であるように祈ります。」(IIIヨハネ1:2)お分かりでしょうか?　神は私たちに魂と肉体の両方において健康であってほしいのです。神の平安を手にするには、私たちは神との間に平安が必要なのです。もし私たちの例と魂において健康でないなら、肉体が健康であっても何か良いことがあるのでしようか?

神は私たちから何かを欲しがることはありません。神は私たちのために何かを欲しているのです。もしかしたら、神、イエス、そして永遠の人生の真実によって私たちがその霊的な顔の仮面を外すのは今なのかもしれません。聖アウグスチヌスはこう言いました。信仰は見えないものを信じることであり、信仰の報いは自分が信じるものを見ることだ。

そしてそれがどうやって自分が内側の空間を征服する方法なのです。それが岩なのです。

エド・デルフ/Ed Delph April 19, 2021, CCC

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