人生から殆どのマイルを手に入れる満タンのハイオク

以下にアリゾナ州フェニックスに住む方により書かれた体験談があります。若い方も老人にも関係する話です。

「アリゾナのフェニックスだけだよ。今朝見たことを信じないだろうけど。QTのガソリンスタンドに今朝、車で立ち寄ってコーヒーを買おうとしたんだ。店の中に入っていくと、タバコを吸いながらガソリンを入れている男を二人の警官が見つめていたんだ。その男を見てこう思ったんだ。『あの男は馬鹿か、キチガイか?』彼は二人の警官が横に立っているのに平然と続けているんだ。

とにかく、中に入って自分のコーヒーを買った。レジで支払いをしようとしたら、誰かが叫んでいるのが聞こえた。窓の外を見ると、先ほどの男の腕が炎に包まれている。彼は腕を振り回しながら、狂ったように走り回っていた。外に走って出ると、警官たちが彼を地面に押さえつけているのが見えた。彼らは、手に持っていたコーヒーで炎を消していた。そして彼の手に手錠をはめて、警官の車に乗せた。

私は考えていた。「給油機の近くでタバコを吸うとはどんな奴だ? それは法律違反では? 好奇心に駆られて、私は警官に彼を何の容疑で逮捕したのか尋ねた。警官は私を驚いたような大きな目で見つめてこう言った。『firearmを振り回した』」

やった! 私は皆さんの多くを引っかけ、最後の行にひきつけ、がっかりさせました。最後の行を読んでどう思ったかよくわかります。これは、実話ではないのですが、今日の世界では確かに実話であり得るのです。私がここで指摘したいのは、人生の教訓です。時として、私たちは話の全てを読み通し、話の結末にたどり着き、そうなるとは思ってもいなかった予想外の結末にたどり着く時があります。この話は、私たちが予想していなかった、驚きの事態に私たちを備えさせるものなのです。

皆さんは、自分のこれから先の人生を通して幸せな結婚が続くと思っているかもしれません。そしてびっくり仰天。もしかしたら死があなたの愛する人を奪い去るかもしれません。もしかしたら、愛する人が浮気するかもしれません。もしかしたら、あなた自身が浮気するかもしれません。もしかしたら、あなたの子どもの一人が深刻な状態に直面するかもしれません。何でもあり得るのです。

皆さんは、自分の株式投資先と退職後の計画資金がただひたすら成長を続け、そしてびっくり仰天! 自分がその昇進を手にしたと思った矢先に、びっくり仰天! 自分の半分程度の能力の誰か(少なくとも自分の個人的な意見でしょうけれども)が、それを手にするかもしれません。体型を維持し続け、正しい食べ物を食べ続けることが、自分の健康的な人生を形成すると思っていたかもしれませんが、びっくり仰天! 鍛錬を知ることになるのです。

人生の終わりに近い人にとっては事態は更に深刻です。時として健康とは興味深いものです。自分が大変な医学的検査を通り抜け、そして体がこう言うのです。「ああ、それは何の役にも立たない。次に起きることを待っていなさい。」これは人生についての言葉でもあるのです。

失望で始まる壮大な始まり、あるいは仰天の結果というのは、私たちの期待の大きさの故にストレスとなるのです。質の高い人生に対する真の鍵とは、自分の期待をどうコントロールするかなのです。私はそれを「隙間に注意」と呼んでいます。ロンドンに行ったことが有るなら、その言葉を知っているでしょう。自分がいるところ(電車のホーム)とこれから行くところ(電車の中)の間に隙間があるのです。もし、その隙間を無視したら、そこに落ちてしまうのです。

多くの男性がうつ病が女性特有の問題と思っている一方で、それは男性の問題なのです。82%の男性が実は鬱の問題で苦しんでいたことをご存知ですか?　なぜでしょうか? 男性というのは、自分が今いるところから、ある場所へとある時期に行くのだとの期待との間で苦闘しているんです。そのギャップがあまりに大きくなり始めたとき、男性は鬱になるのです。男にとって仕事とは、自分の存在意義を決定し、社会的立場を決定し、等々なのです。真実は世の中の2%の人間だけが、自分が望んだ年齢で自分が望んだ立場に立っているのです。登り詰めることは大変なのです。

鬱は私たちの中で生気の無い状態を生み出していくのです。生気のない状態とは何でしょうか? それは感情的に「盛り上がること」が難しい状態です。拍手などしたくないのです。ビジョンを持つこと、目標を見つめること、そして喜びを取り戻すことが難しくなるのです。自分が何をしても何の意味もなさないと感じる状態なのです。「誰も気になんかしない」と思うのです。以前のように水面に顔を出すことはもうできないと思ってしまうのです。疲れ、イライラし、精根尽き果て、ストレスを抱え、人生の方向感を失い、恐れに満ち、脅迫感を感じ、断絶と孤立感を感じるのです。私たちは人生に叫ぶのですが、何も手にすることはできないのです。生きているのですが、自分の一部は死んでいるように感じるのです。

その時、多くの人は何をするのでしょうか? 生気のない領域について思い描いてみるのです。これは行為化と呼ばれるものです。そしてどうなるでしょう? 薬を探すのです。苦痛と生気のない状態から、抜け出そうと試みるのです。生きている感覚をもう一度手にしたいのです。それを与える何かや誰かを探すのです。それは何でも良いのです。ドラッグ、誰か他人、どこか違う場所、ポルノ、アルコール、孤立、あるいは引きこもり。

全体像が見えるでしようか? 多くの人は人生のある時期になると、ギャップについてどう扱うかを学ばなければならないのです。時から時へと試練と艱難、素晴らしい時と対して良くない時があるとイエスは私たちに語りました。

真の成功とは、自分、自分の家族、他人に対して、ビジネス上の付き合いだろうが、友人だろうが、教会の中だろうが、平和の人になることです。自分自身と、その起点となる恥に焦点を当てないようにするのです。私たちが必要なのは平和です。自分にこう言い聞かせるのです。「自分は最善の事をした。一生懸命頑張った、一部が自分たちの期待した通りには行かなかった、しかし自分はここにいる。自分は力強く終えるのであり、間違えた形で終えることはしない。」そのギャップを扱うためには神の助けが必要なのです。神に向かって走りましょう。神から走って逃げるのではないのです。

この人生で自分が思い描いていた場所に到達しない98%の人に該当するなら、以下に素晴らしい励ましがあります。イエスはこう言っています。「わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。」(ヨハネの福音書14:27)

イエスは平和を手にし、力強く終えたのであり、間違えた形で終えてはいないのです。

エド・デルフ/Ed Delph March 9, 2020. CCC

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