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ローマへの道でローミング

  • Writer: Ed Delph
    Ed Delph
  • May 15, 2022
  • 6 min read

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歴史を通して、明確さは珍しいことになってきています。Joseph Pulitzerはこう述べています。「彼からが読む前に簡単なまとめを彼らの前に置いておけ。彼らが受け入れるように明確に。彼らが覚えているように、絵のように美しく。そしてなにより、彼らが光で導かれるように。」


私がPulitzerの言葉を読んだとき、ローマ人への手紙の筆者であるパウロがPulitzerを書き方について指導したかのような感覚を覚えました。私はなぜこれを思ったのでしょうか? それはローマ書への手紙をパウロがローマ人の読み手のために書くのに用いた手法だからです。彼らはパウロがそれを書いた形式を喜んで受け入れ、称賛したからです。それはよりローマ式(西洋式)の書き方でした。私たちが今日、ローマ人の手紙を読むときに困難を感じる理由は、私たちがローマ式の文脈と時代に生きていないからです。


この口語訳バイブルのローマ人への手紙の導入部分には、作家のEugene Petersonがパウロのローマ人への手紙について、私たちを啓発しています。以下に抜き出し要約しました。これはPulitzerが読み手に対する書き方を述べたことの完璧な例なのです。


「歴史を『それ以前とそれ以降』に分け、世界を変えたこの出来事は、パウロがこのー真人への手紙を執筆する30年前に起きた。その出来事とは、拡大ローマ帝国の遠く離れた場所の真ん中で起きたイエスの生、死そして復活である。ユダ地方はパレスチナにあった。ほとんど誰も知らない場所である。少なくとも、権力に満ち多忙を極めていたローマの人は誰も知らないはずの場所であった。


この手紙がローマに届いたとき、誰もそれを読むことはなかった。少なくとも影響力のある人は誰も読まなかったのである。ローマには読むべきものがたくさんあった。皇帝の言葉、優雅な詩、精緻に作り上げられた道徳哲学。それらのすべては国際級のものであった。そしてほとんど時間をおかず、他のそのようなものがそうなるのと同じように、この手紙は埃の中に他の書き物と一緒に埋もれていった。パウロのローマ人への手紙は、当時のそれら埋もれたローマ人の手紙をすべて集めたよりも大きな影響を内在していた。


ほとんど誰と何の関係もない素性も知れないローマ人により執筆されたこの手紙が急激に影響力の頂点へと昇って行ったのは尋常なことではない。しかし私たちがそれを自ら読んだとき、私たちはこの手紙自体が真に普通のものではなく、良く意味が分からないまま長期間にわたって読み手や書き手が心に持ち続けるような不明瞭さは全くそこにないのである。


そのローマ人への手紙は熱狂的で情熱的な思考のかけらである。神の奉仕に名を連ねた栄光の人生の思考なのである。パウロはナザレのイエスの生、死、復活の事実を心から信じ、よく証したのであり、その概念の中で考えを貫いていたのである。イエスの死と復活、すなわち世界の歴史が新しい方向へと向かい、それと同時にこの地の上のすべての男、女、子供が永遠に影響されるものがどのように起きたのであろうか? 神とは何なのか? イエスの救いとは何を意味するのか? それらをすべてわきに置き、それはどこへ向かうのか?


パウロの思考を導くものに問うべきことがある。パウロの思考は柔軟で包容力がある。彼は理論と議論、詩的優雅さと想像力、聖書と祈り、天地創造と歴史、経験を用いて、これらを一つの手紙の中に織り込んで、それがキリスト教神学の中の最も大切な文書となったのである。」


素晴らしい書き物ではないでしょうか? 私はPetersonの短い導入部分は私たちをローマ人への手紙を読むようにと促すと思います。それは今も昔も自身に関係があるのです。もし皆さんがバイブルにあまり詳しくないなら、口語訳の聖書のローマ人への手紙を読んでみてください。口語訳の聖書は、元々の言語から聖書を現代的に描いたものであり、そのすべての語るところの論調、リズム、出来事、考え方を示すように形作られたものです。


ローマ人への手紙には16の章があります。すべての章はいずれも当時に関していたことでありますが、現代にも関連付けることのできるものであり、それぞれの点について独特の焦点を当てています。手短にまとめた形式で前半の8章のローマへの道筋を追ってみましょう。


1章は異邦人(非ユダヤ人)に向けて書かれ、この場合、ローマ人です。パウロは異邦人が神を無視する時、何が起こるのかを解き明かしています。国と個人の力と立場が下向きのスパイラルへと至るのです。過去の時代に神を無視して破綻した文明のようにローマがならないようにと、ローマ人への預言的な警告なのです。


2章はユダヤの人々のために書かれました。神はユダヤの人々に、単に信心深いからと言って彼らが他の民族よりも何一つ変わらないと解き明かしています。パウロは神は親切ですが、ソフトではないと言っているのです。宗教儀式は私たちに神に対する権利を生み出さないのです。キリストによらなければならないのです。


3章ではパウロがユダヤ人も異邦人も共に同じ沈みゆく船に乗っていると結論付けています。すなわちすべての人が罪にあり、神の栄光に満たないからです。


4章は罪の代価から抜け出し、神の恵みと永遠の命に至る道はイエスに信仰を持つことだと明言しています。生まれた時、誰もが信じる力を与えられています。ですから、すべての人は神に至る道を手にしているのです。


5章は神が私たちに何を求めているのか、すなわち、彼と共に正しくあってほしいと願っているのだということを懇願して述べています。私たちは自分では変わりません。神が私たちを内側から外側へとイエスに対する信仰を通して恵み(神から一方的に与えられるもの)により変えるのです。


6章はイエスに対する信仰により私たちの世の中での置かれた条件から、天国での立場へと昇華し、すなわち自分の力により十分となることから神の力により十分となるように昇華することを述べています。私たちは新しい経営者の下にあるようなものなのです。


7章は私たち全ての信じるものは、古い生き方と新しい生き方の間で、しばらくの間は引き裂かれると述べています。キリストと似ていない部分というのは通過する過程なのです。すれは忍耐が必要なのです。


8章はクリスチャンとしての生き方に対する答えです。解決策は神の定めに沿って人生を歩むことであり、私たちの決めた定めにはないのです。私たちは黒く、低く立ち込めた雲の下で生きる必要はないのです。神は私たちの側におり、私たちに敵対はしていないのです。


この道の旅はどうでしたか? 皆さんがローマ人への手紙を読むために時間を費やしてくれると望んでいます。神が言っていることの全てとは、私を与え、私の平安を与える機会があるということなのです。

エド・デルフ/Ed Delph/May 16, 2022/CCC


Ed Delph/NATIONStrategy

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